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独立技術者インタビュー(2)

「いい仕事をしたら、次がある」

柳田 章一郎 氏

株式会社shoderitz 代表取締役

・年齢
43才

・在住地
埼玉県川越市

・保有スキル、資格
VBA・VB.net・C#・C・C++・PHP・SQL

・技術者経験年数
15年(独立して10年)

・これまで携わった主要な案件
業務システム(販売管理・工程管理・スケジュール管理)
パッケージ開発

・現在携わっている主要な案件
業務システムの保守

・家族構成
妻・娘7才

・趣味
楽器演奏・映画環境・電子工作

―――今日はありがとうございます。まず、一日の流れやどういうリズムで生活されているか、ざっと聞かせていただけますか?

柳田:生々しい話ですがいいですか(笑)そうですね、まずうちは妻も働いており外に出ているので、朝いちばんは子供に朝食を用意するところから一日がはじまります。7時半をまわると子供は学校に行くので、それから即仕事にとりかかります。そのまま1時過ぎまで仕事を続け、30分ほどで昼食を終えるとまたすぐ仕事にまどります。4時くらいになると子供が学校からいったん帰宅するので、ちょっと会話したりして過ごします。そのあとも夕食をはさんで、また9時すぎくらいまで仕事のパターンが多いですね。
割と早めに10時とか11時くらいには寝ています。

―――独立して今の働き方をしているメリットなどは?

柳田:独立を思い立ったきっかけは、通勤時間がもったいないと感じたことです。埼玉に引っ越したので通勤時間が片道1時間半以上、日によってはトータルで4時間近く通勤に時間を費やすのは、なんと無駄なことだと思いました。日に4時間あれば、その分もっと顧客に評価される開発に時間を使いたい、という気持ちです。在宅ですと一日をまるまる開発業務につかえるメリットはやはり大きいですね。
あとはなんといっても、自分で時間をコントロールできる点はありがたいです。

―――在宅フリーランスを目指す人へのメッセージを含め、独立に際しての心構えというか覚悟、あるいは不安などはいかがですか?

柳田:独立する、ということはひとりで仕事をするということなので、なんとしても自分自身で「やり切る」という覚悟は必要だと思います。不思議なもので、その覚悟を決めてからは風邪もひかなくなった気がします(笑)
もちろん、必要な場合はだれかに相談するとか、質問はもちろんしますが、独立する心構えの99パーセントは、ひとりでやり切る覚悟にかかっていると思います。

―――将来はこういうことをやりたいとか、あるいは今後の課題などについはどうですか?

柳田:ひとりで裁量をもってできることは大きなメリットですが、逆にそれはひとりでできることの限界を意味します。すこしでも効率化を考えて、開発成果の再利用を図るなど工夫をしないと、生産性はあげられません。それ故に半分の時間で同等のことをこなせるようにするのはどうしたらよいかを、常に考えて仕事をしています。なにせ時間は有限ですので。

―――自身のスキルアップについはどう図っていきますか?

柳田:そうですね、これも自分自身の心構えに直結していると思います。エンジニアになったきっかけも独学でしたし、元々いろいろ調べることや、学ぶことは好きでした。興味がわくと、とことん調べて、新しいスキルなどを身に着けることは苦ではありません。
資格取得もいっときは考えたのですが、今はとくに必要性を感じていません。資格取得の勉強に時間を使うなら、現在は顧客へのあたらしい提案を考えることなどに費やしたいと考えています。

―――不安なことはないですか?

柳田:はい、ホンキで自分の全資源をつぎ込むと、クライアントもきちんと評価してくれますし、次の仕事にもつながります。守ってくれる会社がないということは、私にとっては不安ではありません。

―――最後に、インフォースグループとのパートナーシップを結ぶメリットはいかがですか?

柳田:まず、顧客満足さえ得られれば、自由に仕事をやらせてもらえることです。自分らしく本気で仕事にとり組める環境はなににも代えがたいです。だから今の自分のライフスタイルにとても満足しています。

さらに大きいのはSES業界でエンジニアとして働く場合、営業の心配はないのですが、いわゆる単金見合いという感じで一定以上でも以下でもない期待のもとで、大きなプロジェクトのコマというか、歯車になって働く大きな「もやもや感」が解消したことです。

通常のSES勤務形態では、まず構築システム全体について知る機会はありませんし、感謝含め、エンドユーザの声は私達のような2次受け、3次受けのところまでは届くことはありません。正直、あるプロジェクトではけっこう上流のところで頑張ったのですが、その場合でも上位会社から「業務は単金(月額単価金額)相当、期待通り遂行いただきました」とフィードバックが、ありちょっと残念な気持ちになりました。
それと比べるとインフォースグループでの仕事は、そのほとんどがエンドユーザからの直請けで、実際お客が何をやりたいか、ときには要求を整理してさしあげるところから参画します。そしてプロジェクトをやりきったら「いい仕事をしたら、次がある」という実感を持てる、それは最高ですね。

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